この家が完成してしまうのが、寂しかった。
ふつうの家には住みたくない。一風変わった家に住んでみたい。そう語る小林さんご夫婦は、旦那さんの親友である不動産屋さんの紹介で、櫓と出会いました。「それまでいくつか話を聞いた会社もありましたが、ビジネス的な話の進め方をされる方が多く、それがちょっと苦手で・・・。一生に一度の大きな買い物ですし、ちゃんと信頼できるところで家を建てたかったんです」。そう語る旦那さんは初めての打ち合わせで櫓に即決。その理由は、意外なものでした。「まだプランも金額も見ていない状態でしたが、その場のコミュニケーションで、この人達なら安心して任せられそうだと思ったんです。仲間になってくれそうだなって」。実際に家を建てる時にとても親身に話を聞いてくれたと語る奥さん。「出来るものは出来る、出来ないものは出来ないとはっきり教えてくれたのがありがたかったです。家づくりは初めてで、分からないことばかり。『これ、いつまでに決めたらいいですか?』と期限を聞いたら『いつまででもいいですよ』って私たちのペースに合わせてくれたことも嬉しかったなぁ」。家の完成に至るまでのプロセスが、とても楽しかったというおふたり。工務店とお客さんの関係を超え、家づくりのパートナーへ。「最後の打ち合わせの時は、本当に寂しかった。それくらい毎回の打ち合わせが楽しみでした!」。