曖昧が緩やかにつながる家
このお家の敷地は,とある事情でぽっかり空いたスペースがあります。意図せず生まれたこの敷地の余裕はなんだか古き良き日本家屋のあり方のようです。そこで,昔ながらの内外ともに開放感のある縁側があるようなお家にインスピレーションを求めました。
お庭やLDK,各居室をつなぐ室内のようで外にいるような雰囲気も味わえる『インナーテラス』,椅子にも踏み台にもなる『ダイニングベンチ』,廊下で読書が楽しめる吹き抜けに面した『2Fホール』。
目的の曖昧なスペースが緩やかに繋がっていることで,住まう家族のそれぞれが家の中も外も含めて思い思いに過ごすことの出来るような、そんな家を目指しました。