今年もありがとうございました
ふと気がついたら今年もあと数日を残すばかりとなり、終わらない仕事と
ブログの締め切りに焦っている営業の吉野が今年最後のブログを担当いたします。
今年、弊社で家を建てていただいたお施主様を始め、不動産、お取引先・協力業者の皆様、
心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
皆様のお陰をもちまして、今年のお引渡しは昨年の98棟より34棟増え、132棟となりました。
あらためて弊社を支えていただいている皆様方のお力添えがあってのことと、社員を代表して感謝申し上げます。
また弊社に建築を任せていただいたお施主様の期待と信頼を裏切ることがないよう、
今後のアフターフォローをしっかりさせていただきますので、引き続き、建築工房 櫓を宜しくお願い申し上げます。
さて今年一年を振り返ると、どうしてもコロナの話題を避けることはできません。
伝染病(感染症)なんて遠い昔にあった話で、授業で習う歴史上の出来事という認識でしたが、
考えてみれば毎年流行するインフルエンザも伝染病なんだということに気づき、
少し伝染病について調べてみました。調べてみると個人的には少し明るい未来を感じることができたので、
皆様にも紹介したいと思います。
【ペスト】
人口の3分の1が亡くなった欧州では、生や死に対する価値観が揺らぎ、封建社会崩壊の一因になりました。
新たな学問や芸術がルネサンスを生み、教会の権威も失墜してその後の宗教改革につながったといわれています。
経済的にも大変革が起きました。中世の西ヨーロッパの農村は領主が支配する共同体で、
農民みんなで働いて年貢の残りを分け合って生活していました。ところが、ペストで労働力が不足したため、
領主は農民の意欲を上げるために土地を貸し出します。
農民はそれぞれが工夫して成果を上げるようになり、これが資本主義経済につながったのです。
【コレラ】
インドの風土病でしたが、植民地にした英国の覇権拡大で世界に広がり、各地でたびたび大流行しました。
日本でも、明治の開国前後に流行し、江戸だけで26万人が死亡したとの記録が残っています。
コレラは汚れた飲み水から流行したため、公衆衛生の重要性への認識が世界で広まり、上下水道の整備が進みました。
【スペイン風邪】
今から100年前、1918~1920年に世界で流行したインフルエンザで、
20世紀最悪のパンデミック(世界的大流行)といわれます。
患者数は世界人口の25~30%、死者数は2000万~4000万人で5000万人との説もあります。
第1次世界大戦の最中で、各国の軍隊で患者が続出したことが戦争終結を早める要因になったともいわれます。
いかがでしょう。資本主義が良かったのか?感染で死ぬのと戦争で死ぬのとの違い?についてはひとまず置いておくとして、
こんなことがおこらないに越したことはないけれど、起きたことで世界が少しだけ良くなっているようです。
いつか終わるだろうコロナ後の世界にちょっと期待が持てる気がします。
やまない雨はない。雲の上は晴れている。
コロナ感染の拡大によって生活様式も変わらざるをえず、マスクをすることが当たり前になり、
旅行や外出も制限されて、毎日が肉体的にも精神的にも息苦しい毎日です。
でもきっと、この状況の中からこれまでがそうだったように、
新たな価値観やサービスが生まれ、これまでの世界よりも少しだけよくなった世界になるのでしょう。
弊社としましても “心からくふう” を重ね、これまで以上の価値とサービスを提供し、
今より少しだけでも良い企業になれるよう努力してまいりますので、
来年も引き続き、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
皆様にとって素敵な一年になりますよう、心よりお祈りしております。
写真:わかりずらいけどダブルレインボー