年の瀬が迫り、2023年もいよいよ残り僅かとなりましたが、皆様にとって、この1年はどのような年だったでしょうか？

弊社の2023年を振り返ってみると、ウッドショックは落ち着いてきたものの、慢性的な建設業界における人手不足や都内の大型再開発や万博等の影響を受け、建築資材の値上がりや品不足によって今年も着工時期やお引渡し時にご心配、ご迷惑をおかけした現場もあったことを改めてお詫び申し上げます。

そんな厳しい状況の中で今年度は143棟の住宅引き渡しが出来ました。これもひとえに、お施主様、不動産事業者、お取引先、現場技術者のお陰です。この場をお借りして御礼申し上げます。

自分自身、今年1年を振り返ると、全くふがいなく、反省することばかりだったように思います。弊社ホームページにも掲載されている、【心からくふう】【納得より満足する家つくり】という会社理念を見つめ直すにあたり、代表としてしっかりとその役目を果たすことが出来たのかと自問自答しています。

実は先だってお引渡しを終えたお施主様から、弊社の対応について厳しいご指摘を受けることがありました。
建築途中の対応やお引渡し時でのトラブルについて、具体的かつ、至極まっとうなご指摘で、私自身会社の代表者として非常に申し訳な気持ちと、そこに至るまで何とかならなかったのかと自分の不甲斐なさを痛感させられました。そのお施主様には、引き渡し時までに何度も我慢を強いる状況にさせてしまい、本当に悔いの残る現場となってしまったことを深く反省しております。

来年はもう一度会社理念を心に刻み、一人のお施主様にも悲しい思いをさせないよう社員一同、謙虚に家つくりをして参りたいと思っております。
今回新しい試みとして来年から着工前と引き渡し時に、お客様アンケートを導入することとなりました。これで全てが解決することではありませんが、少しでもお施主様により添いたいという思いからの取り組みとなります。その中で厳しいご意見もあるかと思いますが、社員全員が真摯に受け取り、しっかりと家づくりに反映させていく所存ですのでアンケートにご協力頂けたら幸いです。

また事業者様、お取引先様におかれましても多数のご意見を頂けますと幸いです。宜しくお願い申し上げます。

最後になりますが、2024年が建築工房櫓に関わる全ての人にとって穏やかで素敵な年となりますことを祈念すると同時に家づくりにおいても一人でも多くの方を笑顔に出来るように全力を尽くすことを誓って、2023年最後のブログとさせて頂きます。

2024年は1月6日の営業開始となります。来年も建築工房櫓を宜しくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　株式会社スズケン　代表取締役　鈴木健二