設計士のイチオシ!設計ポイント vol.2 ~さまざまなシーンに対応するL字型LDK~
こんにちは。建築工房 櫓の広報 藤田です。
櫓には、経験豊富ですてきなアイデアをもっている設計士が多く在籍しています。「心からくふう」で、たくさんのお客様のご要望を叶えてきたセンスあるプロフェッショナルばかり。
そんな当社自慢の設計士に、これまで設計した、お気に入りの設計ポイントを教えてもらいました!
今回答えてくれたのは、設計士の中村 哲生です。
中村のスタッフ紹介はこちらhttps://kenchiku-yagura.com/staff/post-262/
■これまでに設計した、便利な/面白い/楽しい 設計を教えてください
中庭のようなスペースを囲むように、LDKをL型に計画したプランです。
角にキッチンを配置し、くつろぐリビングと食事をするダイニングは分けて計画していますが、それぞれに設けた大きな開口部から中庭とつながり一体空間として感じる構成になっています。
またこのプランのもうひとつの特徴が、ダイニングの先に計画された茶の間スペースです。
開放できる大きな引込障子を設けてあるので、さまざまなシーンに対応できます。
開け放せば家族や友人が集まった際のLDKの延長や、小さな子どものお昼寝スペース・遊び場として機能します。
障子を閉じれば、ゲストルームや家族構成が変わった際の個室として利用可能です。
水まわりや洗濯スペースも1階に用意してあるので、遠い将来には茶の間を夫婦の主寝室として、平屋のような生活も可能な間取りになっています。
■個人的に好きな素材や建材はありますか?
施工事例の「タイルテラスのある家(https://kenchiku-yagura.com/works/post-494/)」のキッチン腰壁で採用した大判の長方形タイルが気に入っています。
長方形のタイルは150㎜×75㎜のサブウェイタイルと呼ばれるものが一般的で、よく目にするかと思いますが、ここで採用したのは300㎜×150㎜の大判でした。
少し大きめのタイルにすることで、空間の中での存在感が大きくなっています。
また色違いのタイルをランダムに貼っていくことで、タイルの清潔感に暖かみが加えられた印象になっています。
———ありがとうございました!
中村が設計した「タイルテラスのある家(https://kenchiku-yagura.com/works/post-494/)」は、光を取り込みながらプライバシーを守る設計と、要所に用いられたおしゃれな素材がすてきな家。ぜひ施工事例もご覧くださいね。
次回の「設計士のイチオシ!設計ポイント」もお楽しみに!