工事部ブログ「上棟ってなに?」
上棟ってなに?
みなさんどうもこんにちは。西郷隆盛です。(冗談です)
工事部の境です、今回は家づくりにおいてとても重要な作業 “上棟”(じょうとう)についてお話します。
上棟って何?当日はどんなことをしてるの?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は簡単に、櫓の家づくりの”上棟”を解説します!
さらに、”差し入れのベストタイミング”も特別にお伝えいたします!(笑)
上棟とは、主に木造住宅の建築において、柱や梁などの基本構造が完成した後に、屋根の一番上の部材である「棟木(むなぎ)」と呼ばれる木材を取り付けることを言います。
上棟以外にも、「棟上げ」「建方」「建前」という言い方もされますが意味合いは同じです。
上棟は現場の立地や電柱の位置、当日の作業員の人数に応じて
▪レッカー上棟
▪手お越し上棟
の2つのうちどちらかの方法で作業を行います。
弊社の施工エリア 船橋・習志野近郊では、住宅地など道路幅に余裕がないことが多い為、②の” 手お越し”での上棟が多く選択されます。
上棟当日は、想像より大勢の人が携わります!
▪現場を担当する大工さんや職人さん
▪柱や梁を持ち上げる荷揚げ屋さん
▪プレカット※(木材を現場ではなく、工場であらかじめ加工すること)やボード、羽柄材※(構造材や造作材などの仕上げ材に含まれない、比較的小さい部材のこと。筋違、間柱、まぐさ、窓台など)を運搬するドライバーさん
▪現場前の交通整備をするガードマンさん
▪現場の安全・品質管理をする監督 など
上棟は木工事の中で最も危険ですが、事故なく安全第一で最高の品質を求め、凄腕の職人さんを選定して作業しています。
~上棟日、一日の流れ~ 手お越しver.
→作業前に本日の作業の確認や体調のチェック、資材置き場の確保
→大型トラックでプレカットを搬入。
→建て方屋さん荷揚げ屋さん、大工さんみんなで資材を運びます。
→1階の柱を図面通りの位置に配置
→1階梁を人力で柱の上に持ち上げて組みます。
→1階の柱梁を組み上げ後、金物で1階柱梁を緊結
→2階の床(構造用合板)を敷く
→休憩(力仕事の為、こまめに休憩します。)
→次の作業の段取り、話し合い
→2階柱梁組む
→昼休憩
→屋根下地合板施工
→上棟完了
→休憩。
この段階で担当大工さん以外作業終了!
→清掃
→作業完了
最後に…大工さん・職人さんへ差し入れをするべきか、いつ頃・何を持って行けばいいのかを監督目線でお伝えしますね!
お伝えしたいのは、大前提として職人さんに差し入れをされても、されなくても、品質や仕上がりには全く影響はないということです!
ですが…職人さん一同、差し入れを頂くと一層お客様のことが大好き♡になります!
次に、差し入れをする場合にいつ持っていけばいいのか。
職人さんに人それぞれですが、大体は10:00、15:00に一服休憩(弊社現場は敷地内外周辺原則禁煙)をはさみます。
その際にお持ちいただければ、スムーズにお渡しすることが可能です!
※お昼の時間帯は車などで休憩しており、渡せない可能性があります…
皆さまの大切な家づくりの上棟日、基礎段階だったお家が、この1日で棟上げ・上棟で長い期間打合せで練り上げてきたお家の形へと劇的な変化をとげる様は圧巻です。
是非現場に足を運んで頂き、工事中もお楽しみ頂けると大変うれしく思います。
建築中の疑問点などは、担当設計や監督になんでもご相談下さい!!