財産より価値のあるモノ【スタッフブログ 設計:高橋】
こんにちは!設計部の高橋です。
すっかり秋になり、暮れが近づいています。
今年は多くの社員が入り、若い方々のエネルギーもあり、
櫓が活気づいてきました!
そんな姿を見ていると羨ましくもあり、
一つの物語を思い出します。
皆さん、藤子F不二雄の短編集にある「未来どろぼう」という話を知っていますか?
私は幼い時に読んで以来、成人してからも何度か読む機会がおとずれる、不思議な本です。
ネタバレにはなってしまいますが、
大富豪の老人と家庭の都合で高校に進学出来ない青年が、
お互いに無い物を求めて身体の交換契約をするという、
なんともSFっぽい話です笑
老人は財産全てを手放しますが、青年の弾むような身体を手に入れ、
野を駆け、美味しい食事と美味しい空気、
疲れを感じない身体を手に入れ、いく日かを過ごします。
そして、若いということがどれだけ価値のあることかを痛感します。
この漫画の最後に老人が青年に言います。
「若いということは素晴らし過ぎる。
世界中の富を集めても釣り合わない。
この契約は不公平だった」
そう言って最後には身体を元に戻してもらうお話です。
物語の中では老人の身体になってお金は沢山あるけれど、
自由が効かない身体に悩まされる青年の姿も描かれ、
若い時には選択肢と未来のある素晴らしさが描かれています。
この話を思い出す度に、私も今のうちに出来る限りのことを
しておこうという気持ちになります。
今年櫓に入って頂いた若い方々の可能性を広げる
サポートが出来たら嬉しいですね。
同時にエネルギーも分けてもらってパワーアップ
を目論んでいます(笑